FXで「約定力」という言葉をよく耳にするかと思います。「約定力」とは、トレーダーの出した注文がどれだけ正確かつ迅速に約定されているか、を指すFXの業界用語です。
約定力の高い業者を選べば、注文を滑らすことなく、安定した稼ぎを見込めます。逆に、約定力の低い業者で取引すると、思わぬ損失を被ることもあるので注意しましょう。
本記事では、海外FX業者195社の約定力を徹底的に比較し、特に定評のある3社を厳選しました!また、国内FXとの比較や業者の見極め方などを交えながら詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください!
約定力ランキングNo.1はXM!
先に結論から言うと、約定力が最も高いのは「XM」です!
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海外FXにおける約定力とは
そもそも約定とは、取引の成立のことを指します。
つまり「約定力」とは「取引が正確かつ迅速に成立する力」のことです。
実際、海外FX業者の多くは、低スプレッドやハイレバレッジ、豪華なボーナスキャンペーンなど、取引条件の充実度をアピールするばかりで、約定力をほとんど強調していません。
しかし、リアルな取引において「約定力」は取引の質や利益を左右する、非常に重要な指標です。
約定力が高い業者を選ぶべき理由
「約定力」は注文の正確性を示す大切な指標です。
仮に、約定力の低い業者で取引した場合、自身の希望にそぐわない結果になる可能性があります。
いくら低スプレッドかつハイレバレッジの口座だったとしても、注文が成立しなければ何の意味もありません。
特に、短期間で稼ぐスキャルピングにおいては、その瞬間のレートで取引を成立させることが非常に重要です。
約定力が低い業者を選んでしまうと、思わぬ損失を被ることもあります。自身の注文を正確に通したい方、確実に利益を出したい方は、なるべく高約定力の業者を選ぶよう心がけましょう。
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約定力をFX海外・国内で比較
海外FXと国内FXとの間には、「約定力」に大きな差があります。
ここでは、海外FX・国内FXの違いについて、説明していきます。
約定力はFX海外・国内によって違う
ある調査によると、国内FXの約定率は大手でも80%台で、約定拒否率は10%弱、スリッページ率も20%弱というデータが出ています。
つまり、国内FXでは「5回に1回ほどの確率でスリッページが発生し、10回に1回ほどのペースで約定を拒否されてしまう」ということで、約定力が高いとは決して言えません。
一方、海外FXの約定力は全体的に90%後半で、約定拒否やリクオートも少なく、約定スピードも1秒未満の業者が多くあります。
FX約定とは?差が生まれる理由は注文方式にある
このように、海外FXと国内FXで約定力に差が生まれているのはなぜでしょうか。その理由は、注文方式の違いにあります。
国内FXでは、トレーダーは業者を経由して市場に注文を出す「DD方式」で取引を行います。この時、業者は一方的な不利益を解消するため、約定拒否やリクオートを起こして利益を確保しているのです。
対して海外FXでは、トレーダーと市場が直接やり取りをする「NDD方式」を採用しています。そのため、業者による介入がなく、約定拒否などの心配も要りません。
これらの理由によって、海外FXの約定力は国内FXよりも高い水準となっているのです。
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海外FXで約定力を重視する際のポイント
FXにおいて「約定力」は取引の質を左右する重要な指標です。
以下では、海外FX業者を「約定力」で見極める際に重要な指標を5つ紹介します!
- 約定率
- 約定スピード
- スリッページ
- 取引方式
- 通信環境
では、1つずつ確認していきましょう。
海外FXの約定率
1つ目の指標は「約定率」です。「約定率」とは「注文が通る確率」のことを指します。
仮に、100回注文を出して80回注文が通った場合、約定率は80%です。
約定率が高ければ、その分だけ注文も通りやすくなります。そのため、なるべく約定率の高い業者を選ぶのがおすすめです。
ただし、約定率が高くても、注文の正確性までは保証できません。
希望通りの注文を通すためには、約定率だけでなく「約定スピード」も確認しておく必要があるでしょう。
海外FXの約定スピード
2つ目の指標は「約定スピード」です。「約定スピード」とは「約定執行の速さ」のことを指します。
中でも、相場の急変が起きやすいNY市場の時間帯で取引する際には、約定スピードに注意を払いましょう。
仮に、約定率98%の海外FX業者で取引したとしても、約定スピードが遅いと、トレーダーの希望通りに注文は通りません。
希望とは異なる価格レートで約定してしまうことを、「スリッページ」と呼びます。つまり、約定スピードが遅いと「スリッページ」も起きやすくなるのです。
海外FXのスリッページ
3つ目の指標は「スリッページ」です。「スリッページ」とは「希望とは異なる価格レートで約定すること」を指します。
仮に「約定率98%かつスリッページ発生率30%」のFX業者があったとしましょう。
この業者で取引した場合、「100回のうち98回は注文が約定するものの、そのうちの30回は希望した価格レートと異なる価格レートで執行されてしまう」ことになります。
スリッページによって注文が正しく通らないと、思わぬ損失を被るかもしれません。
正確に注文を通したいのであれば、約定率と約定スピードに加えて、必ずスリッページの発生率も確認しておきましょう。
海外FXの取引方式
4つ目の指標は「取引方式」です。多くの海外FX業者は、トレーダーが市場と直接やり取りする「NDD方式」を採用しています。
とはいえ、一口に「NDD方式」と言っても、その種類は大きく分けて2つあります。
- STP方式:スリッページが起きにくく、スプレッドは広め
- ECN方式:スリッページが起きやすく、スプレッドは狭め
STP方式は、スプレッドが広い代わりにスリッページしにくい取引方式です。流動性が低くても滑りにくいので、狙った価格レートで確実に注文を通したい方におすすめです。
一方、ECN方式は、スプレッドが狭い反面、流動性の低い時間帯には滑りやすい取引方式です。
どちらにもメリット・デメリットはありますが、「流動性の低い時間帯かつ小ロットの取引にはSTP方式」「流動性の高い時間帯かつ大ロットの取引にはECN方式」というように、取引スタイルに合わせて使い分けると良いでしょう。
海外FXの通信環境
5つ目の指標は「通信環境」です。具体的には、FX業者が設置しているサーバーの場所やスペックなどのことを指します。
通信環境が悪いと、正確な価格レートの取得は困難です。また、サーバーのスペックが低い場合には、注文量に耐えきれず、パンクしてしまう恐れもあります。
優れた通信環境を持っている海外FX業者は「EQUINIX(エクイニクス)」という会社のサーバーを採用している場合がほとんどです。
サーバーを設置するデータセンターの管理企業であるEQUINIXは、あの有名なAmazonやGoogleなども利用する、大手のインフラ管理業者です。
そのため、EQUINIXを採用している海外FX業者であれば、通信環境の面では安心して利用できるでしょう。
サーバーの設置場所と約定力の関係
一部の海外FX業者では、公式サイトにサーバー設置場所を記載している場合があります。ただし、業者によってサーバーが設置されている都市はバラバラです。
では、サーバーの設置場所と約定力にはどれほどの関係があるのでしょうか。
結論、「リクイディティプロバイダーのデータセンターから近い場所にサーバーを設置することで、約定スピードが向上する」ことはあります。
リクイディティプロバイダーのサーバーとFX業者のサーバーを隣接させることで、注文の遅延を起こしにくくさせることができるのです。
ただし、これらが近くに設置されているのかを調べることはできません。
とはいえ、大都市にサーバーを設置している場合であれば、リクイディティプロバイダーのデータセンターとも近いと思われます。確証はありませんが、基本的には安心して利用して大丈夫です。
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海外FXで約定力が低い業者のデメリット
約定力の低い海外FX業者を利用すると、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
- 戦略を立てても意味がない
- 感情的な取引が増える
- ハイリスク&ローリターン
では、1つずつ見ていきましょう。
戦略を立てても意味がない
1つ目のデメリットは、「戦略を立てても意味がない」という点です。
FX取引において、戦略は非常に大切です。ポジションを保有する際にテクニカル分析を行ったり、稼ぎたい額を決めてシミュレーションしたりと、トレーダーなら誰もが戦略を立てるでしょう。
しかし、約定力の低い業者で取引すると、スリッページによる損失や、約定拒否によるエントリーの失敗など、想定外の事態に陥る恐れがあります。
再現性のある取引を行うためにも、なるべく約定力の高い業者を選び、戦略が活きるトレードを楽しみましょう。
感情的な取引が増える
2つ目のデメリットは「感情的な取引が増える」という点です。
約定力の低い取引が続くと、戦略を立てても無意味であると悟り、だんだんと感情的な取引が増えてしまいます。
FXで勝つコツは、感情論を排除して、なるべく理論的かつ機械的に取引することです。
思い通りに取引が進まないと、知らず知らずのうちに大きなストレスを抱えてしまいます。エントリーや決済のタイミングなどを見落とさないためにも、約定力の高い業者で冷静な取引を心がけましょう。
ハイリスク&ローリターン
3つ目のデメリットは「ハイリスク&ローリターン」という点です。
戦略が効かず感情的になりやすい取引では、結果的に得られるリターンはごくわずかです。
逆に、損をするリスクばかりが増え、取引に勝つこと自体、難しくなってしまうでしょう。
リスクを減らし、リターンを増やすためには、約定力の高い業者を選んで取引することが大切です。
海外FX業者選びにおいて、「約定力」は地味な要素ですが、実際の取引においては非常に重要な指標です。取引で勝ちたいのであれば、必ず「約定力」の高い業者を選ぶようにしましょう。
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海外FX約定力ランキング【業者3選】
ここからは海外FX業者195社の中でも特に約定力の高い海外FX業者をご紹介していきます。
- XM:日本人トレーダー人気No.1で安心の約定力
- AXIORY:高約定力&業界最狭レベルの低スプレッド
- TitanFX:大口取引なら業界トップクラスの高約定力
では、1つずつ確認していきましょう。
XM
約定率 | 執行率は100% |
---|---|
約定スピード | 1秒未満 |
取引方式 | STP・ECN |
スキャルピング | 公認 |
1つ目にご紹介する海外FX業者は「XM」です。
XMは、日本国内でも人気の高い海外FX業者で、執行率は100%、リクオートや約定拒否の心配は一切ありません。
また、99.35%の注文を1秒未満で執行できるなど、約定力は抜群です。
ただし、平均スプレッドはやや広く、他社に比べるとスキャルピングには不向きと言えるでしょう。とはいえ、相場が乱れた際にも安定した約定力を見せているので、どんな時でもXMでの取引なら安心して行えます。
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AXIORY
約定率 | 99.95% |
---|---|
約定スピード | 0.202秒 |
取引方式 | STP・ECN |
スキャルピング | 公認 |
2つ目にご紹介する海外FX業者は「AXIORY」です。
AXIORYは、公式サイトで約定力を発表しており、約定率や約定スピード、スリッページの発生率まで、グラフで細かく確認することができます。
通信環境はもちろん良好で、サーバーは大手企業の「EQUINIX」です。公表されているデータを踏まえてみても、約定力に関しては海外FX業界でトップクラスの会社と言えるでしょう。
なお、STP方式を採用している口座タイプは「スタンダード口座」です。スリッページ対策を万全にしたい方は、口座選びも慎重に行ってください。
ちなみに、AXIORYの最大の魅力は、業界最狭レベルの低スプレッドです。米ドル円を0.7pipsで取引できるほか、スキャルピングも公認されているので、ストレスフリーなスキャルピングを楽しめるでしょう!
\ 業界トップクラスの低スプレッド! /
公式サイト:https://axiory.com/register
TitanFX
約定率 | 99.98% |
---|---|
約定スピード | 0.338秒 |
取引方式 | STP・ECN |
スキャルピング | 公認 |
3つ目にご紹介する海外FX業者は「TitanFX」です。
TitanFXは、約定力のデータを公表していないものの、その約定率と約定スピードはAXIORYに劣らぬ高水準です。
また、スプレッドも業界最狭レベルなので、AXIORYとは取引条件がよく似ています。
海外FX業者 | TitanFX | AXIORY |
---|---|---|
最大レバレッジ | 1,000倍 ※マイクロ口座のみ | 2,000倍 ※マックス口座のみ |
レバレッジ制限 | なし | 2,000倍(30万円まで) 1,000倍(50万円まで) 800倍(70万円まで) 600倍(140万円まで) 500倍(700万円まで) 400倍(1400万円まで) 300倍(2800万円まで) 200倍(4200万円まで) 100倍(7500万円まで) 50倍(7500万円越え) |
取引手数料 | 往復7ドル | 往復6ドル |
資金管理 | 分別管理 | 信託保全 |
両社を比較してみると、レバレッジの観点で違いが見られます。
TitanFXは、最大レバレッジが1,000倍で、口座残高によるレバレッジ制限はありません。そのため、大口取引に向いています。
一方で、AXIORYは口座残高ごとにレバレッジ制限があり、30万円を超えると1,000倍に制限されてしまいます。※マックス口座のみ2,000倍に制限されます。
そのため、取引スタイルや資金の状況に合わせて口座を使い分ける必要があるでしょう。
- AXIORY:高約定力&業界最狭レベルの低スプレッドで取引したい方
- TitanFX:1000万円以上の資金があり、最大1,000倍のハイレバ取引をしたい方
約定力とレバレッジを天秤にかけ、どちらか自身の取引スタイルに合う方を選んでみてください!
\ 業界最狭水準のスプレッド&高約定力! /
公式サイト:https://jp.titanfx.com/
以上、約定力の高い海外FX業者3選でした。
約定力の高さを重視している方は、ぜひXM、AXIORY、TitanFXのどれかで口座開設をしてみてください!
FX約定とは?に関する質問
海外FX約定力ランキング【まとめ】
本記事では、海外FXの約定力について、約定力の重要性やおすすめの海外FX業者をご紹介してきました。
約定力は、業者選びにおいて重要な指標の1つです。約定力の低い業者を選んでしまうと、戦略を立てても無意味な取引が続き、いつまで経っても稼げなくなってしまいます。
約定力を重視している方は、人気No.1の実力を持つ「XM」、低スプレッドで安定した約定力の「AXIORY」、大口取引に強い「TitanFX」、のいずれかで口座開設してみてください!
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