Vantageの両建ては禁止？専門家がやり方＆注意点を分かりやすく解説

Vantageで両建てすると、大きな損失や強制ロスカットを避けられるかもしれません。

しかし、両建てのルールは複雑なので、きちんと理解しないとペナルティーを受ける可能性があります。

この記事では、Vantageで失敗せずに両建てする方法について、分かりやすく解説していきます！

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Vantageは両建て禁止？

海外FX業者によっては、両建て自体を厳しく制限しているところもあります。なぜなら、両建てを悪用した場合、100%稼げる「必勝法」となるからです。

一方、Vantageはいくつか禁止している両建てがあるものの、両建て自体は認めています。

ここでは、両建てに関するVantageの見解について確認していきましょう！

同一口座内の両建ては認められている

Vantageで認められている両建ては「同一口座内・同一通貨ペア」のみです。

例えば、Vantageのスタンダード口座で取引するケースを考えてみましょう。

上記のように、同じ口座内で同じ通貨ペアを売り・買い両方で保有するのは問題ありません。また、ロット数に関する規定は特に設けていないようです。

【実体験】サポートに問い合わせた結果

この記事を執筆するにあたり、海外FXボーナス研究所 編集部はVantageのサポートへ問い合わせを行いました。

このように、Vantageで両建てするのは問題ありません。ただし、同一口座内・同一通貨ペア以外の両建ては禁止されています。

Vantageにバレると、利益の出金拒否やアカウントの強制退会、口座凍結などのペナルティーを受けるので注意しましょう。

Vantageの両建て取引に関するルール・禁止行為

Vantageには、利用規約で禁止されている両建てがあります。

これらを行うと利益の没収や口座凍結などのペナルティーを課せられるので、ルールを正しく理解しておきましょう。

Vantageと複数口座間の両建て

1つ目は「Vantageと複数口座間の両建て」です。

Vantageは1人8個まで口座を保有できますが、複数口座をまたぐ両建ては禁止しています。

例えば、Vantageで口座Aと口座Bを持っているとします。

このように、複数口座を使って両建てする行為は禁止です。複数の口座を使っている方は注意してください。

複数口座の両建てが禁止されている理由

複数口座をまたぐ両建てが禁止されているのは、Vantageがゼロカットシステムを採用しているからです。

ゼロカットシステムとは、相場の急変動により口座残高以上の損失が出た場合、FX業者がマイナス分を負担してくれる仕組みのことです。

例えば、口座Aで買いポジション、口座Bで売りポジションを持ったとしましょう。この時、為替レートが急落しても口座Aの損失は入金額までに抑えられます。一方、口座Bの売りポジションではどんどん利益を伸ばせます。

100%勝てる両建てが成立すると、Vantage側が損をするばかりです。このような理由から、複数口座間の両建てを禁止しているのです。

Vantageと他社口座間の両建て

2つ目は「Vantageと他社口座間の両建て」です。

Vantageの口座と他社の口座をまたいだ両建ても禁止されています。

理由は複数口座間の両建てと同じで、一方の口座の損失は入金額までに抑えられるのに対し、もう一方の口座の利益はどこまでも伸ばせるからです。

例えば、VantageとXMでそれぞれ口座開設したとします。

このような取引は利用規約違反となるので、複数の業者を使い分けている方は注意してください。

グループで複数口座を開設して両建て

3つ目は「グループで複数口座を開設して両建て」です。

「自分以外のトレーダーと協力して両建てすればバレないのでは」と思う方もいるかもしれません。しかし、グループ間の両建ても必ずバレてペナルティーの対象となります。

例えば、自分と友達でそれぞれ別アカウントを作り、複数口座を開設したとします。

このような取引をすると履歴から怪しまれ、規約違反と見なされる可能性が高いです。

禁止されている両建てを行うと、利益の出金拒否や口座凍結、アカウントの強制退会などのペナルティーをくらいます。また、禁止されていると知らず、うっかり規約違反の両建てをしてしまった場合も同様です。

「知らなかった」「勘違いしていた」では済まないので、今回紹介した3つの両建ては絶対やらないようにしましょう！

Vantageで両建てするメリット

Vantageで両建てするメリットは以下の通りです。

順番に解説していきます。

強制ロスカットを回避しやすい

1つ目は「強制ロスカットを回避しやすい」です。

強制ロスカットとは、ある一定の証拠金維持率を切った時点で、自動的に決済が行われることです。

Vantageでは、証拠金維持率が50%を切ると「マージンコール」、10%を切ると「強制ロスカット」となります。(※プレミアム口座のみ証拠金維持率30%・ロスカット水準0%です。)

通常、含み損が膨らんで証拠金維持率が10%を下回ると強制決済されますが、両建てすると損益が固定されるので、レートが下がっても強制ロスカットにあいません！

特にハイレバ取引をする方は、両建てすればロスカットを回避できるためおすすめです。

税金対策につながる

2つ目は「税金対策につながる」です。

両建てであれば含み損を確定させる必要がなく、利益を確定するタイミングを自分でコントロールできます。

つまり、含み損を翌年に繰り越すなど、年をまたいで損益調整することも可能です！

海外FXの税金をなるべく抑えたい方は、節税対策として両建てをするのもおすすめですよ。

相場の様子を確認しやすい

3つ目は「相場の様子を確認しやすい」です。

両建てすると、レートが上昇・下降してもそれぞれのポジションで同じ金額だけ損益が動くので、損益を固定するのに役立ちます。

ポジションを持っていない、または一度決済したのと同じ状況になれば、余裕を持って次のトレンドを見極められるでしょう。

損益が固定されることで冷静な状態で今後のトレード戦略を考えられるのも、両建てのメリットです。

ただし、両建てするとスプレッドが2倍になるので、短期の利用がおすすめです。

必要証拠金の負担を抑えられる

4つ目は「必要証拠金の負担を抑えられる」です。

同じロットのポジションを買い・売りの両方で保有した場合、それぞれのポジションを持つための証拠金は0になります。

証拠金が0というのは、ポジションを持っていない状態と同じです。つまり、証拠金に余裕が生まれ、新たにポジションを持つことも可能になります！

なお、証拠金が0になるのは「同じロット」で取引した場合のみです。また、通貨ペアによっては証拠金が0にならないケースもあるので注意してください。

取引戦略を柔軟に立てられるようになる

5つ目は「取引戦略を柔軟に立てられるようになる」です。

例として、スイングトレードでドル円の売りポジションを持っているとします。

Vantageは同一口座内・同一通貨ペアの両建てが認められているので、スキャルピングでドル円の買いポジションを持つこともできます！

相場の状況に合わせてトレード手法を使い分ければ、効率良く利益を狙えますよ！

Vantageの取引環境を活かせる

6つ目は「Vantageの取引環境を活かせる」です。

Vantageはスプレッドが狭く取引コストを最小限に抑えられるため、両建てを低コストで行うのに適しています。

また、EAやスキャルピングに制限がなく、約定スピードも速いので、両建てを有利に進められます。

さらに、Vポイントを買い・売りポジションの両方で貯められる点も魅力のひとつです。

ただし、Vポイント目的で両建てをするのは規約違反になるので注意してください。

Vポイントについては、Vantageのボーナスにて詳しく解説しています。

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Vantageで両建てするデメリット

一方、Vantageの両建てには以下のようなデメリットもあります。

順番に確認していきましょう。

ロスカットリスクが高まる

1つ目は「ロスカットリスクが高まる」です。

両建てすると損益は固定され、証拠金が0になるケースもあります。

しかし、以下のケースでは例外的に強制ロスカットが執行するようです。

特に損失を確定させないように両建てする場合、塩漬け状態になって強制ロスカットの危険性が高まります。

「両建て＝絶対にロスカットされない」わけではないので、常に余裕を持った証拠金管理をするようにしましょう。

支払いコストが2倍になる

2つ目は「支払いコストが2倍になる」です。

両建ては買い・売りの両方でスプレッドが発生するので、通常の取引よりもコスト負担が倍になります。

また、ポジションを次の日や翌週に持ち越す場合、Vantageでは日本の早朝にスワップポイントが発生します。

このスワップポイントも買いと売りの両方でスワップポイントが発生するので、買いも売りもマイナススワップであれば、支払いコストが増大するということです。

何度も取引を繰り返す際はスプレッド、長期保有する際はスワップポイントに気を付けましょう。

手法が複雑で初心者には難しい

3つ目は「手法が複雑で初心者には難しい」です。

経済指標や経済ニュースが発表されるタイミングでは、ボラティリティが高まって値動きが激しくなります。

Vantageは経済指標発表前後の両建てを制限していませんが、荒れた値動きの中で稼ぐのはプロトレーダーでも困難です。

例えば、両建てのエントリータイミングを数秒誤ったり、ポジションの解消をためらったりすると、一瞬で大損するリスクを伴います。

また、両建てポジションを保有して証拠金が0になっても、片方ずつ決済した場合は証拠金が必要になります。

特にロスカット水準10%ギリギリで両建てした場合、証拠金額によっては含み益のポジションを決済した瞬間に、もう一方のポジションが強制ロスカットされるかもしれません。

証拠金に余裕があれば問題ありませんが、含み損が大きい場合は同時に両建てを解除しましょう！

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Vantageで両建てするには

続いて、実際に両建てポジションを注文する手順について解説します。

以上の流れで両建ては完了します。

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Vantageの両建てを解除するには

続いて、保有中の両建てポジションを解除する手順を紹介します！

Vantageは個別決済も同時決済もできるので、それぞれ確認しておきましょう。

個別に決済

個別決済の場合、それぞれのポジションを通常の取引と同じ流れで決済してください。

ただし、個別決済すると両建てを解消した瞬間に損益が確定するので、損失側を先に切るようにしましょう。

また、スプレッド分の差や心理面を考慮するのもおすすめです。

同時に決済

一方、同時に決済するにはMT4/MT5の「クローズバイ機能」を使います。

この方法を使えば、スプレッド負担を最小限に抑えられます。

Vantageの両建てに関する質問

Vantageの両建て【まとめ】

Vantageの両建てルールとやり方について解説してきました。

両建てを使いこなせば稼ぎやすくなりますが、失敗すると大きな損失を抱えることになります。

ルールを守りつつ、最初は口座開設ボーナスを活用して両建て取引を試してみてください！

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